こんにちは。Internet Explorer サポートの太田です。
この度 MS15-009「Internet Explorer 用のセキュリティ更新プログラム (3034682)」を公開しました。
今回は IE のバージョンにより更新プログラムの数も異なります。
ややこしい状況で申し訳ございませんが、以下を参考にしていただければ幸いです。
Internet Explorer の各バージョンと、インストールされる更新プログラムの一覧
セキュリティ更新プログラム
IEバージョン | セキュリティ情報 MS15-009 | セキュリティアドバイザリ 3009008 | ||
Internet Explorer 6 | ○ | - | - | - |
Internet Explorer 7 | ○ | - | - | - |
Internet Explorer 8 | ○ | - | - | - |
Internet Explorer 9 | ○ | ○ | - | - |
Internet Explorer 10 | ○ | ○ | - | - |
Internet Explorer 11 (Windows 7 および Windows Server 2008 R2 のお客様) | ○ | ○ | ○ | 既に適用済み |
Internet Explorer 11 (Windows 8.1、Windows 2012 R2、および Windows RT 8.1 のお客様) | ○ | ○ | ○ | ○ |
* 手動インストールの場合、他の更新より先のインストールが必要
自動更新をご利用のお客様
今回の注意点としまして、本更新により セキュリティ アドバイザリ 3009008も自動的にインストールされることになります。このため、SSL 3.0 のフォールバック試行が既定で無効となります。
手動インストールをご利用のお客様
注意点としまして、まず初めに 3021952の適用をお願いします。その後その他必要な更新プログラムを IE バージョンに合わせ適用いただければ幸いです。
その他の情報について (2/13 追記)
また今回の更新プログラム MS15-009では、以下の問題の修正も含まれております。
3025390 | 新プログラム 3008923 をインストールした後で、Internet Explorer 11 で一部の Web アプリケーションのモーダル ダイアログ ボックスが正常に機能しない |
3025945 | Internet Explorer 9 stops working after you install update 3008923 in Windows |
この他、詳細な情報については以下もご参照いただければ幸いです。
サポート技術情報 3034682 | TechNet の MS15-009 に関する技術文書です。 |
日本のセキュリティチーム | 日本 MS のセキュリティチーム (JPSRT) の公式ブログです。 |
セキュリティ アドバイザリ 3009008 | TechNet の SSL 3.0 の脆弱性に関しての対処に関する記事です。 |
マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ 3009008 について | 本 Blog の記事で SSL 3.0 の脆弱性に関して投稿させていただいたものです。 |
MS14-080 (3008923) の更新プログラムインストール後、IE11でダイアログから表示したダイアログで引数や戻り値を使用できない | 本 Blog の記事で今回修正された 3025390 について投稿させていただいたものです。 |
KB3008923 適用後に Internet Explorer 9 がクラッシュする | 本 Blog の記事で今回修正された 3025945について投稿させていただいたものです |
以上お手数おかけしますが、よろしくお願いします。