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Windows 10 Anniversary Update で導入された Microsoft Edge の変更点

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こんにちは。日本マイクロソフト Internet Explorer / Microsoft Edge サポート チームの片岡です。
本日は、今月 8 月 3 日 (日本時間) にリリースされました Windows 10 の大型アップデートである Anniversary Update で導入された主な Microsoft Edge の新機能などについてご紹介させていただきます。
また併せまして、一部不具合も修正されましたので、ご紹介させていただきます。

 

1. 拡張機能

Anniversary Update における最注目の新機能は、なんと言っても Microsoft Edge における拡張機能 (extension) の導入です。

最大の特徴は、HTML/JavaScript/CSS で開発ができることです。
IE 上で動作する ActiveX などのアドオンは、例えば Visual Studio を利用し、C++ などのプログラミング言語で開発する必要があったため、アドオン開発の敷居は少し高いものでした。
Web ページは作れるけれどもプログラミングが苦手なのでアドオンは利用できない・・・という方も多いと思います。

一方、Microsoft Edge では、一般的な Web ページを開発する際に利用される HTML/JavaScript/CSS で拡張機能を開発できます。
同じ開発技術ですので、IE 上で動作するアドオンの開発と比べて、敷居は非常に低くなりました。
ただし、HTML/JavaScript/CSS での開発となりますので、IE 上で動作をするアドオン (C++ などで高度に作りこまれたアドオン) と同等ではなく、HTML/JavaScript/CSS で実現できる機能を持つアドオンの開発が可能です。

拡張機能は、Microsoft Edge のメニューにある [拡張機能] をクリックし、”ストアから拡張機能を取得する” のリンクから Windows ストア を起動することで、ダウンロード可能です。

 

EdgeExtensionMenu

手順は以下のサポート技術文書にも記載がありますので、ぜひご参照ください。

 

Microsoft Edge の拡張機能
https://support.microsoft.com/ja-jp/instantanswers/77af9af7-5df2-6eed-6ddd-0b58c8580a9f/extensions-in-microsoft-edge

 

今後も続々と Microsoft Edge の拡張機能がリリースされ、より快適な Web ブラウジングを行えるようになりますので、みなさんもぜひご利用ください!

 

2. ダウンロード先の指定

Anniversary Update のリリース前までは、Microsoft Edge でファイルをダウンロードする際は “%UserProfile%\Downloads” フォルダーにファイルが保存されておりました。
その動作が、Anniversary Update において、以下のダイアログが表示され、任意のフォルダーを指定できるようになりました。

 

SaveDialog

なお、[保存] もしくは [名前を付けて保存] をクリックした際に最初に表示されるフォルダーは、常に指定したフォルダーが表示されるように設定することはできませんが、IE と同様に以下の通りです。

 

– [保存]:既定で “%UserProfile%\Downloads” フォルダー
– [名前を付けて保存]:前回ファイルをダウンロードしたフォルダー (初めてのダウンロード時は “%UserProfile%\Downloads” フォルダー)

 

3. タブのピン留め

Microsoft Edge でも、IE や他のブラウザーと同様に複数のタブを表示してのタブ ブラウジングが可能です。
そして、Anniversary Update では、特定のタブをピン留めし、Microsoft Edge を再起動しても常にそのタブは表示されるよう設定することができるようになりました。

具体的には、タブ上で右クリックし、[ピン留めする] を押下することで、そのタブがピン留めされます。

 

// [ピン留めする] メニュー

PinnedTab

 

// ピン留め後

PinnedTab2

 

4. 不具合修正

Windows 10 Anniversary Update において、Microsoft Edge の以下の不具合が修正されました。

 

a. window.open メソッドで指定した width/height 値が正常に動作しない
b. window.opener オブジェクトの toString プロパティを参照すると Microsoft Edge が動作を停止する
c. 移動ユーザー プロファイルを利用している環境で Microsoft Edge が動作を停止することがある

 

Web ブラウジングを快適にする様々な機能追加や不具合修正、セキュリティ関連の更新など、多くの変更点が加えられましたので、Windows 10 Anniversary Update を適用し、各段に使いやすくなった Microsoft Edge をぜひご利用ください!


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