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Anniversary Update における TDC コントロールの制限 (Windows 10)

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こんにちは、Internet Explorer サポート担当の原です。
本日は、8 月 3 日 (日本時間) にリリースされました Windows 10 の大型アップデートである Anniversary Update における TDC コントロールの制限を説明します。

 

Windows 10 の Anniversary Update (Build 14393) の Internet Explorer 11 では、”インターネット” および “制限付きサイト” において、TDC コントロールを無効化するよう動作を変更しています。
これは、TDC コントロールが非常に古いコンポーネントであり、未知の脆弱性など攻撃の対象になり得る可能性から、セキュリティの強化のために実施しています。

 

TDC コントロールの詳細については、以下のドキュメントをご参考ください。

 

About Microsoft Tabular Data Control
https://msdn.microsoft.com/en-us/library/ms531356.aspx

 

TDC コントロールを使用する必要がある場合は、以下の手順で有効にできます。

 

1. インターネット オプションを開きます。
2. [セキュリティ] タブ の [インターネット] をクリックします。
3. [レベルのカスタマイズ] ボタンをクリックします。
4. [TDC コントロールを許可する] の設定を探し、有効に変更します。
5. [OK] ボタンをクリックします。
6. Internet Explorer 11 を終了し、起動し直して動作を確認します。

 

TDC コントロールを許可する

[TDC コントロールを許可する]

 

以上です。それでは、次回もよろしくお願いいたします!


MS17-001 — 1 月の Edge 用セキュリティ更新プログラムを公開しました ※ IE は 1 月の更新による変更はありません

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本日、2017 1 11 日(日本時間)に Microsoft Edge のセキュリティ更新プログラムを公開しました。

Internet Explorer については、今月の更新プログラムによる変更はございません。

 

Microsoft Edge の更新プログラムについては以下の URL よりご確認ください。

 

  Microsoft Edge

  マイクロソフト セキュリティ情報 MS17-001 – 重要

  Microsoft Edge 用のセキュリティ更新プログラム (3214288)

  https://technet.microsoft.com/library/security/MS17-001

 

ファイルの置き換え情報等は以下 URL よりご確認ください

 

  MS17-001: Security update for Microsoft Edge: January 10, 2017

  https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3214288

 

 

2017 2 月から、セキュリティ更新プログラムの情報は、セキュリティ情報サイトではなく、セキュリティ更新プログラム ガイドで公開されます。

詳細については、ブログ記事「セキュリティ更新プログラムに対するコミットメントの促進について」を参照してください。

 

 

今月の更新プログラムによる Internet Explorer へ変更点はございませんが、ロールアップ モデルのセキュリティ更新プログラムには、

IE/Microsoft Edge 以外にも様々な脆弱性に対応するための修正が含まれております。

より安全にご利用いただくため、できるだけ早期に、今月公開のセキュリティ更新プログラムを適用くださいますようお願いいたします。

2017年2月の更新プログラムの提供は延期されました

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日本マイクロソフト Internet Explorer チームの 杉谷です。

 

本日公開予定だった 20172月の月例更新プログラムの提供は(OS/IEともに)延期となりました。

公開次第、改めて本ブログにてご紹介致します。

 

 

MSRCからのお知らせ【日本語】

【日本語】https://blogs.technet.microsoft.com/jpsecurity/2017/02/15/february-2017-security-update-release/

【英語】  https://blogs.technet.microsoft.com/msrc/2017/02/14/february-2017-security-update-release/

 

 

何卒よろしくお願い致します。

MS17-006 (4013073) / MS17-007 (4013071) — 3 月の IE/Edge 用セキュリティ更新プログラムを公開しました

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日本マイクロソフトの長田です。

本日、3 月 14 日(日本時間)に Internet Explorer と Microsoft Edge のセキュリティ更新プログラムを公開しました。
先月より更新プログラムの配布方法に変更がございましたので、累積更新プログラムの詳細とあわせてご紹介いたします。

 

 
====================================
■前提:修正プログラム提供方法の変更
====================================
2017年2月以降、Windows の更新プログラムは以下のような種類で公開されます。

 

  • セキュリティの月例の品質ロールアップ(月例のロールアップ)
  • セキュリティのみの品質更新プログラム (セキュリティのみの更新プログラム (ロールアップ))
  • Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム
  • 月例の品質ロールアップ プレビュー (ロールアップ プレビュー)

 

2016 年10月から 2017年1月までは、IE の累積更新の適用は『月例のロールアップ』の適用が必須でしたが、
2017年2月 より、以前のように個別で適用することができるようになりました。

 

※引き続き『月例ロールアップ』を適用により、IE の累積更新が適用されます
※『セキュリティのみの更新プログラム(ロールアップ)』には IE の累積は含まれませんのでご注意ください

 

要件に合わせますと下記の適用となります。

  • 不具合の修正を含め、すべての更新プログラムを適用したい。(Internet Explorer の修正も含みます)

セキュリティの月例の品質ロールアップ(月例のロールアップ)

  • Internet Explorer を含むセキュリティ更新プログラムのみを適用したい。

セキュリティのみの品質更新プログラム (セキュリティのみの更新プログラム (ロールアップ))

Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム

  • Internet Explorer のセキュリティ更新プログラムのみ適用したい。

Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム

 

詳細は以下にてご紹介しております。

 

シンプル化された Windows 7 および Windows 8.1 のサービス モデル: 最新の改善点について

 

======================================
■Internet Explorer 累積更新の詳細情報
======================================
マイクロソフト セキュリティ情報 MS17-006 – 緊急
Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (4013073)
https://technet.microsoft.com/library/security/MS17-006

 

この更新プログラムの詳細については、以下の公開情報をご確認ください。

 

MS17-006: Security update for Internet Explorer: March 14, 2017
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4012204/ms17-006-security-update-for-internet-explorer-march-14-2017

 

====================================
■Microsoft Edge 累積更新の詳細情報
====================================
マイクロソフト セキュリティ情報 MS17-007 – 緊急
Microsoft Edge 用のセキュリティ更新プログラム (4013071)
https://technet.microsoft.com/library/security/MS17-007

 

この更新プログラムの詳細については、以下の公開情報をご確認ください。

 

MS17-007: Cumulative security update for Microsoft Edge: March 14, 2017
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4013071/ms17-007-cumulative-security-update-for-microsoft-edge-march-14-2017

 

===========================================
■主な変更点
===========================================
maxlength に関する下記不具合を修正いたしました。

Internet Explorer 11 で contenteditable 属性や maxlength 属性を設定した要素で日本語入力ができないことがある
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/2922126

 

IE ならびに Microsoft Edge をより安全にご利用いただくため、
できるだけ早期に今月公開のセキュリティ更新プログラムを適用くださいますようお願いいたします。

4 月の Internet Explorer / Microsoft Edge の累積セキュリティ更新プログラムを公開しました

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日本マイクロソフトのユジンです。

 

本日、4 月 の Internet Explorer / Microsoft Edge の累積セキュリティ更新プログラムが公開されました。

 

======================================

  • Internet Explorer 累積更新の詳細情報

======================================

この更新プログラムの詳細については、以下の公開情報をご確認ください。

 

Cumulative security update for Internet Explorer: April 11, 2017

https://support.microsoft.com/en-us/help/4014661/cumulative-security-update-for-internet-explorer-april-11-2017

 

各更新プログラムは以下から入手していただけます。

 

Internet Explorer の累積的なセキュリティ更新プログラム

https://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB4014661

 

セキュリティのみの品質更新プログラム (Windows 7, Windows Server 2008 R2)

https://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB4015546

 

セキュリティのみの品質更新プログラム (Windows 8.1, Windows Server 2012 R2)

https://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB4015547

 

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows 7, Windows Server 2008 R2)

https://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB4015549

 

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows 8.1, Windows Server 2012 R2)

https://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB4015550

 

Windows 10 (RTM)

https://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB4015221

 

Windows 10 (1511 – November Update)

https://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB4015219

 

Windows 10 (1607 – Anniversary Update)

https://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB4015217

 

Windows 10 の更新プログラムには Microsoft Edge の更新プログラムも含まれております。

 

  • 補足

4月の更新プログラムから、サービシング モデルの変更に伴い KB 番号 (更新プログラム) 単位での管理が可能となりました。

「マイクロソフト セキュリティ情報 (MSxx-xxx)」の形態での脆弱性情報の提供は終了し、MSxx-xxx 形式の ID の代わりに KB 番号やリリース日をご利用ください。

 

日本セキュリティ チームの Blog 記事においても、今月の更新プログラムに関する情報を公開しておりますのでご参考ください。

 

2017 4 月のセキュリティ更新プログラム (月例)

https://blogs.technet.microsoft.com/jpsecurity/2017/04/12/201704-security-update/

 

===========================================

■主な変更点

===========================================

本セキュリティ更新プログラムにて、以下の技術文書に記載されている不具合の修正が含まれております。

 

[Forms in Dynamics CRM 2011 are broken after KB 4013073 for Internet Explorer 11 is installed]

https://support.microsoft.com/en-us/help/4016446/forms-in-dynamics-crm-2011-are-not-displayed-correctly-after-kb-401307

 

IEと Edge をより安全にご利用いただくため、できるだけ早期に今月公開のセキュリティ更新プログラムを適用くださいますようお願いいたします。

5 月の Internet Explorer / Microsoft Edge の累積的なセキュリティ更新プログラムを公開しました

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日本マイクロソフトの藤代です。

本日、日本時間 5 月 10 日(水)に Internet Explorer と Microsoft Edge の累積的なセキュリティ更新プログラムが以下の通り公開されました。

======================================
■Internet Explorer 累積更新の詳細情報
======================================

この更新プログラムの詳細については、以下の公開情報をご確認ください。

Cumulative security update for Internet Explorer: May 9, 2017

====================================
■更新プログラムのダウンロード
====================================

各環境向けの Internet Explorer / Microsoft Edge の更新を含むアップデートは Microsoft Update カタログよりダウンロードできます。

Internet Explorer の累積的なセキュリティ更新プログラム<KB4018271>

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ  (Windows 7, Windows Server 2008 R2)<KB4019264>

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows Server 2012)<KB4019216>

セキュリティのみの品質更新プログラム (Windows Server 2012) <KB4019214>

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ  (Windows 8.1, Windows Server 2012 R2)<KB4019215>

Windows 10 (Version 1507)<KB4019474>

Windows 10 (Version 1511 – November Update)<KB4019473>

Windows 10 (Version 1607 – Anniversary Update, Windows Server 2016)<KB4019472>

Windows 10 (Version 1703 – Creators Update)<KB4016871>

※補足

  • 2017 年 4 月の更新プログラムより、KB番号 (更新プログラム) 単位での管理が可能となりました。これに伴い、「マイクロソフト セキュリティ情報 (MSxx-xxx)」の形態での脆弱性情報の提供は終了しておりますので、MSxx-xxx 形式の ID の代わりに KB 番号やリリース日をご利用ください。月例の更新プログラムについては、日本のセキュリティチームでも Blog を公開しておりますので合わせてご確認ください。

2017 年 5 月のセキュリティ更新プログラム (月例)

  • Windows 10 の Version 1507 へのセキュリティ品質更新プログラム/品質更新プログラム (Internet Explorer/Microsoft Edge の更新を含む) の提供は今回の更新プログラムをもって終了となります。詳細は以下も合わせてご確認下さい。

Windows 10 Version に対するセキュリティ更新プログラムの提供終了

  • Windows 7 / Windows 8.1 向けのセキュリティのみの品質更新プログラムには IE の修正は含まれません。これは 2017 年 3 月の更新プログラムの Blog でもご紹介いたしましたサービスモデルの改善によるものです。詳細は以下も合わせてご確認ください。

シンプル化された Windows 7 および Windows 8.1 のサービス モデル: 最新の改善点について

====================================
■バージョン情報
====================================

更新プログラムを適用すると、Internet Explorer のバージョンは以下のようになります。

Internet Explorer

  • 各 OS 共通: 11.0.42
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■主な変更点
======================================

SHA-1 のサーバ証明書を利用するサイトにアクセス時に警告が表示されるようになります

sha1Windows 10 Anniversary Update (Version 1607) 以降、Internet Explorer と Microsoft Edge では SHA-1 証明書で保護された Web サイトへのアクセス時に左図のようにアドレスバーから鍵アイコンを外す対応が行われていました。

 

 

 

 

 

sha1 フェーズ25 月の更新プログラムでは 2 段階目の措置としてこのような Web サイトへのアクセス時に “署名のセキュリティ強度が低いため、接続は安全ではありません” という警告が表示されるようになります。なお、この変更は Windows 10 の Creators Update (Version 1703) では提供開始時より実施されています。

 

 

 

 

 

 

 

※補足
対象となる証明書は、マイクロソフトのルート証明書プログラムに参加している発行元より発行された TLS の通信で利用されるサーバー証明書となり、プライベートな発行元より発行された証明書は対象外となります

本変更については以下も合わせてご確認ください
SHA-1 ウェブサーバー証明書は警告!ウェブサイト管理者は影響の最終確認を

6 月の Internet Explorer / Microsoft Edge の累積的なセキュリティ更新プログラムを公開しました

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日本マイクロソフトの長田です。

 

本日、日本時間 6 14 日(水)に Internet Explorer Microsoft Edge の累積的なセキュリティ更新プログラムが以下の通り公開されました。

 

 

======================================
Internet Explorer 累積更新の詳細情報
======================================

この更新プログラムの詳細については、以下の公開情報をご確認ください。

 Cumulative security update for Internet Explorer: June 13, 2017

 

====================================
更新プログラムのダウンロード
====================================

各環境向けの Internet Explorer / Microsoft Edge の更新を含むアップデートは Microsoft Update カタログよりダウンロードできます。

Internet Explorer の累積的なセキュリティ更新プログラム<KB4021558>

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows 7, Windows Server 2008 R2)<KB4022719>

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows Server 2012)<KB4022724>

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows 8.1, Windows Server 2012 R2) <KB4022726>

Windows 10 (Version 1507) <KB4022727>

Windows 10 (Version 1511 November Update) <KB4022714>

Windows 10 (Version 1607 Anniversary Update, Windows Server 2016) <KB4022715>

Windows 10 (Version 1703 Creators Update) <KB0422725>

 

====================================
バージョン情報
====================================

更新プログラムを適用すると、Internet Explorer のバージョンは以下のようになります。

 Internet Explorer

  • OS 共通: 11.0.43

 

 

IE ならびに Microsoft Edge をより安全にご利用いただくため、

できるだけ早期に今月公開のセキュリティ更新プログラムを適用くださいますようお願いいたします。

7 月の Internet Explorer / Microsoft Edge の累積的なセキュリティ更新プログラムを公開しました

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日本マイクロソフトのユジンです。

本日、7 月 の Internet Explorer / Microsoft Edge の累積セキュリティ更新プログラムが公開されました。

 

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Internet Explorer 累積更新の詳細情報

====================================

この更新プログラムの詳細については、以下の公開情報をご確認ください。

 

Cumulative security update for Internet Explorer: July 12, 2017

 

====================================

■ 更新プログラムのダウンロード

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各環境向けの Internet Explorer / Microsoft Edge の更新を含むアップデートは Microsoft Update カタログよりダウンロードできます。

 

Internet Explorer の累積的なセキュリティ更新プログラム<KB4025252>

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows 7, Windows Server 2008 R2)<KB4025341>

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows Server 2012)<KB4025331>

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows 8.1, Windows Server 2012 R2) <KB4025336>

Windows 10 (Version 1507) < KB4025338>

Windows 10 (Version 1511 – November Update) <KB4025344>

Windows 10 (Version 1607 – Anniversary Update, Windows Server 2016) <KB4025339>

Windows 10 (Version 1703 – Creators Update) <KB4025342>

 

====================================

■ バージョン情報

====================================

更新プログラムを適用すると、Internet Explorer のバージョンは以下のようになります。

 

Internet Explorer

о 各 OS 共通 : 11.0.44

 

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  • 主な変更点

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本日公開の更新プログラムには、以下の 2 つの不具合が修正されております。

 

  1. 2017 6 月の更新プログラムの適用後、印刷結果が空白、または 404 のエラーとなる現象
  2. KB4032782 適用後、Internet Explorer がクラッシュする現象

 

上記不具合に関する詳細について

~~~~~~~~~

2017 6 14 日に公開しました IE の更新プログラムを適用後、 frame もしくは iframe を使用している Web サイトにおいて、

当該の frame (iframe) 内のみを印刷すると、印刷結果が空白、または 404 のエラーとなる現象がございます。

 

A blank page or “404” error prints when you try to print a frame in Internet Explorer versions 9 through 11

https://support.microsoft.com/en-us/help/4032782/a-blank-page-or-404-error-prints-when-you-try-to-print-a-frame-in-ie

 

本不具合は、 2017 6 28 日に公開しました更新プログラム(KB4032782)にて修正されましたが、

副次的な影響により特定の Web サイトにアクセスすると“Internet Explorer は動作を停止しました” のメッセージが表示され、

Internet Explorer がクラッシュする現象が発生いたします。

 

この度は、お客様には多大なご迷惑をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。

IE ならびに Microsoft Edge をより安全にご利用いただくため、

できるだけ早期に今月公開のセキュリティ更新プログラムを適用くださいますようお願いいたします。

 


8 月の Internet Explorer / Microsoft Edge の累積的なセキュリティ更新プログラムを公開しました

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日本マイクロソフトの 細川 です。
本日、8 月 の Internet Explorer / Microsoft Edge の累積セキュリティ更新プログラムが公開されました。

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■ Internet Explorer 累積更新の詳細情報
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この更新プログラムの詳細については、以下の公開情報をご確認ください。

Cumulative security update for Internet Explorer: August 8, 2017

(日本語版)
Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム: 2017 年 8 月 8日

====================================
■ 更新プログラムのダウンロード
====================================
各環境向けの Internet Explorer / Microsoft Edge の更新を含むアップデートは、
Microsoft Update カタログよりダウンロードできます。

Internet Explorer の累積的なセキュリティ更新プログラム<kb4034733>
セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows 7, Windows Server 2008 R2)<kb4034664>
セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows Server 2012)<kb4034665>
セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows 8.1, Windows Server 2012 R2)<kb4034681>
Windows 10 (Version 1507)<kb4034668> ※
Windows 10 (Version 1511 – November Update)<kb4034660>
Windows 10 (Version 1607 – Anniversary Update, Windows Server 2016)<kb4034658>
Windows 10 (Version 1703 – Creators Update)<kb4034674>

※ LTSB 向けです。
Windows 10 Version 1507 に対するセキュリティ更新プログラムは提供終了となっております。

Windows 10 Version 1507 に対するセキュリティ更新プログラムの提供終了

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■ バージョン情報
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更新プログラムを適用すると、Internet Explorer 11 のバージョンは以下のようになります。

- 各 OS 共通 : 11.0.45

Internet Explorer ならびに Microsoft Edge をより安全にご利用いただくため、
できるだけ早期に今月公開のセキュリティ更新プログラムを適用くださいますようお願いいたします。

Internet Explorer 11 & Microsoft Edge – よくあるお問い合わせ ~ エンタープライズ モード サイト一覧 (サイト一覧ファイル)

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こんにちは。Internet Explorer & Microsoft Edge サポート担当の遠藤です。

 

本日は、エンタープライズ モード サイト一覧 (サイト一覧ファイル) によるブラウザ 制御をご利用いただいているお客様から
よくあるお問い合わせについて 3 つご紹介します。

 

a) サイト一覧ファイル の内容を更新した後、更新内容が反映されない

 

サイト一覧ファイルの更新確認は、IE11 を起動してから約 65 秒後に一度だけ行います。
以降は IE11 を起動し直すまで行われません。

更新確認処理の概要は、以下のとおりです。

  1. レジストリやポリシーで指定された場所からサイト一覧ファイルを取得します。
  2. 取得した サイト一覧ファイルのバージョン (version 属性) を確認します。
  3. 端末のレジストリで保持しているバージョン番号よりも取得したサイト一覧ファイルのバージョン番号が新しい場合、ローカルのキャッシュ情報を置き換えます。
    ※ 1. で取得に失敗、あるいは 3. でバージョン番号が更新されていない場合は、ローカルのキャッシュ情報をそのまま利用します。

そのため、サイト一覧ファイルを更新した場合は、IE11 を再起動し、約 65 秒経過後に初めて反映されます。

 

b) サイト一覧ファイルの内容を更新した後、65 秒 経過しても更新内容が反映されない

 

サイト一覧ファイルを Web サーバーに配置している場合、キャッシュ 無効 の指定がなければ サイト一覧ファイルはキャッシュされます。
Web サーバー上に配置した サイト一覧ファイルを HTTP で指定する場合、通常の HTTP 通信におけるキャッシュ (HTML、CSS など) と同様にキャッシュ機能の対象になります。クライアント に有効期限内のキャッシュが保持されていると、サイト一覧ファイルの更新確認が行われない事があります。この結果として更新内容が反映されません。

クライアント で キャッシュを削除してからアクセスしていただくか、予め Web サーバー側でサイト一覧ファイルのHTTP応答ヘッダーに Cache-control: no-cache を設定するなどの方法で、サイト一覧ファイルのキャッシュの期間を限定して運用することをご検討ください。

 

c) サイト一覧ファイルの内容を更新した後、65 秒 経過しても、キャッシュを削除しても、更新内容が反映されない

 

サイト一覧ファイル のパス指定に管理共有 (share$\)が含まれる場合、認証処理が必要になることでアクセスに失敗する可能性があります。

"\\network\share$\sites.xml"

 
HTTP や ローカルネットワーク、ローカル ファイル指定に変更いただき、正しくリストを読み込めるかどうかをご確認ください。

 

HTTP : “SiteList”=”http://localhost:8080/sites.xml”
ローカル ネットワーク: "SiteList"="\\network\shares\sites.xml"
ローカル ファイル: "SiteList"="file:///c:\\testList.xml"

 

- 参考
エンタープライズ モード 機能は、企業 様からの注目度も高く、これまでにも当ブログにて幾つかの記事をご案内しています。

エンタープライズ モードの主要な特徴については、以下の記事をご参考ください。

早わかり!エンタープライズ モード

エンタープライズ モードの設定方法については、以下の記事をご参考ください。

エンタープライズ モードの設定方法について

Enterprise Mode Site List によるドキュメント モード やユーザーエージェント文字列の制御については、
以下の記事をご参考ください。

Site List Manager を使用したドキュメントモードの指定方法

IE7 エンタープライズ モード および Windows 10 環境で利用可能な Web サイトを開くブラウザ の指定方法については、
以下の記事をご参考ください。

Enterprise Mode Site List Manager (エンタープライズ モード サイト リスト マネージャー) の新機能

 

以上です。
今後もぜひエンタープライズ モードで柔軟なブラウザ制御をご活用ください!

Windows 10 におけるアクセス先の制限

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こんにちは。
Internet Explorer / Microsoft Edge サポートの 細川 です。


今回は、Windows 10 におけるアクセス先の制限について投稿します。


多くの企業では、
インターネットの接続先を制限して、ユーザーが業務に関係のない Web サイトを閲覧できないようにしたい
といったご要望があろうかと思います。
我々サポートチームでも、こうしたご事情をかかえたお客様からお問い合わせをいただくことがあります。


Windows 10 では、Internet Explorer / Microsoft Edge の機能として、インターネットの接続先を
管理/制限する機能は用意されていません。


他社製の各ブラウザについても 2017/9/1 時点での最新版を確認しましたが、
既定の機能としてアクセス先を制限するものは無いようです。


そのため、本稿では 2 つの代替案を簡単に紹介いたします。


-------------------------------------------------
◆ 代替案 1:フィルタリング ソフトの導入
-------------------------------------------------
プロキシ サーバーなどの中間機器で Web サイトへのアクセスコントロールを行う方法です。


フィルタリング等の機能を有する中間機器をご利用中の場合には、フィルタリング機能を有効とし、
中間機器でのアクセス先の制限が可能です。


とはいえ、フィルタリング機能を有する機器がすでに導入されている環境ばかりとは限りません。
フィルタリング ソフトを導入したいが、費用等の問題でなかなか導入できない
という場合には、代替案 2 をご参照ください。


-------------------------------------------------------
◆ 代替案 2 :プロキシ サーバーによる振り分け
-------------------------------------------------------
下記いずれかを利用して『アクセス時のプロキシの経由有無』をコントロールする方法です。
 A. 自動構成スクリプト (pac ファイル)
 B. プロキシの例外設定


[前提]
------
この方法が有効なのは、
外部へのインターネット接続には必ずプロキシ サーバーを経由し、直接外部への通信はできない
という環境です。
------


A. 自動構成スクリプト (pac ファイル)
自動構成スクリプト (pac ファイル) は JavaScript を用いて記述するものであり、
Web サイトへアクセス時におけるプロキシの経由有無の条件判定を構成します。


例えば、
『特定の Web サイト (ドメインや URL) のみプロキシを経由し、それ以外はプロキシを経由しない』
という指定を自動構成スクリプト (pac ファイル) にて行います。
この "特定の Web サイト" が、接続を許可したい Web サイトにあたります。


自動構成スクリプト (pac ファイル) による指定の結果、接続を許可したい特定の Web サイト以外へ
アクセスする際にはプロキシ サーバーを経由せずに接続しようとしますが、[前提] に記載の通り、
そもそも「外部へのインターネット接続には必ずプロキシ サーバーを経由する」という環境では
プロキシ サーバーを経由しないインターネット接続は禁止されているため、アクセスできません。


これにより、自動構成スクリプト (pac ファイル) に記載した特定の Web サイトのみアクセス可能となり、
自動構成スクリプト (pac ファイル) に記載した特定の Web サイト以外へのアクセスを制限することができます。


※ 自動構成スクリプト (pac ファイル) については、下記 Blog 記事にて紹介しております。


LAN のプロキシ サーバーの設定について
https://blogs.technet.microsoft.com/jpieblog/2014/10/08/lan/


B. プロキシの例外設定
プロキシの例外設定は
『登録された Web サイトにアクセスする場合には例外的にプロキシを経由せずに接続を試みる』という設定です。


例外設定に登録された Web サイトへのアクセス時にはプロキシを経由せずに接続を試みますが、
[前提] に記載した「外部へのインターネット接続には必ずプロキシ サーバーを経由する」という環境であれば
プロキシ サーバーを経由しないインターネット接続が不可であるため、アクセスできません。


これにより、プロキシの例外設定に登録された Web サイトへのアクセスが制限されます。


しかしながら、例外設定による振り分けの場合、アクセスを制限したい Web サイトをすべて例外設定に登録する必要があります。
外部の一般的な Web サイトをすべて登録するというのは、現実的には不可能ですよね。


そのため、本稿のようなアクセス制限においては、
フィルタリング ソフトの導入や、自動構成スクリプト (pac ファイル) を利用する方法が適切です。




※ コンテンツ アドバイザーについて ※


Windows 8.1 までは Internet Explorer に「コンテンツ アドバイザー」という機能が搭載されていました。
コンテンツ アドバイザーを利用してアクセス先の制限を行っていたという方もいらっしゃるかもしれません。


コンテンツ アドバイザーは Internet Explorer のアクセス先を制限するための機能ですが、
その目的はあくまでも家庭用のペアレンタル コントロール (子どもにとって有害なサイトへの接続を防ぐ目的) であり、
企業向けではありません。


また、Windows 10 では現在、コンテンツ アドバイザーの機能を有効化することができません。
Windows 10 にて家庭用のフィルタリング機能をご利用いただくには、以下の公開情報をご参照ください。


家族向け機能を設定する
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/set-up-family#set-up-family=windows-10


以上、皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までご覧くださいましてありがとうございます!

メモリー使用量が増える現象 (メモリリーク)

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今回は Internet Explorer を利用している場合に発生するメモリー使用量が増える現象についてお話しします。

 

なお、本記事に掲載している内容は、Internet Explorer 以外の、例えば Microsoft Edge Google ChromeFirefox といったほかのブラウザーでも有効な部分があります。ぜひ参考にしてみてください。

 

そこそこのボリュームがあるため、全部で 2 回に分けて記事をまとめる予定です。

Internet Explorer を利用しているときに「あれ?おかしいな…」と思ったら、下記手順に従い確認をしてみてください。

 

1 : メモリー使用量が増える現象 (本記事)
第 2 回 : メモリー使用量が増える具体的な例 (執筆中)

 

本記事では、Internet Explorer を利用している場合のメモリー使用量が増える現象について、まずは一般的な知識と、それを切り分ける方法についてまとめました。

Internet Explorer 上でのメモリー使用量の増加の現象は、単純な方法での調査が難しく、本記事に記載したような内容をコツコツと時間をかけて確認する必要があり非常にお時間がかかるケースが多いですが、少しでも参考になれば幸いです。

 

1. メモリー使用量が増えるのはなぜ?

そもそも Internet Explorer Web ページを閲覧していると、徐々にメモリー使用量が増えていくのはなぜなのでしょうか。

 

この疑問に答えるには、まずブラウザーって何?という点を理解する必要があります。

 

ご存じのとおり、Internet Explorer をはじめとする “Web ブラウザー” は Web コンテンツ (html CSSJavaScript、画像、動画などなど) を表示 / 動作させるための、いわば「プラットフォーム」です。これは、Windows Mac などのプラットフォーム (OS) 上で任意のアプリケーションを動作させるのと同じイメージです。ブラウザーというプラットフォーム上で「Web コンテンツ」というアプリケーションを動作させています。

 

まず、OS 上で動作するアプリケーションが利用するメモリー使用量が増加する傾向がみられる場合を考えましょう。

この場合に考えられるポイントは、「プログラム内で確保したメモリー領域がきちんと解放されていない」ことです。いわゆる、メモリリークです。

 

では、Web コンテンツを表示しているブラウザーのメモリー使用量に増加傾向がみられる場合には何が考えられるでしょうか。

実は、基本的には通常のアプリケーションでの状況と同様に、ブラウザーというプラットフォーム上で動作する Web コンテンツの作りに強く依存していることが多く、Web コンテンツ自体の構成やその中で行われている処理が影響してメモリー使用量が増加している可能性があります。

 

また、Internet Explorer の場合には、ActiveX コントロールやブラウザー ヘルパー オブジェクト (BHO)、ツール バーといったアドオンを利用することができますが、これらの中で上記に記載したような「プログラム内で確保したメモリー領域がきちんと解放されていない」現象が発生しており、これらが影響してメモリー使用量が増加している可能性もあります。これらのアドオンは、C C++ などのネイティブ言語で作成される場合が多く、通常のアプリケーションと同様に、プログラム内で独自に、自由に、メモリー領域を確保することができます。

さらに、何らかのソフトウェアが、Internet Explorer で行われている処理を外部から参照して (場合によってはフック (本来の処理を迂回させてオレオレな処理を実行する手法) して) いることなどが影響している可能性も考えられる一つのポイントです。

 

2. メモリーが枯渇すると何が起きる?

では、メモリー使用量が増えていくと何かが起きるのでしょうか。

 

端的には「メモリーの枯渇」という状態に内部的に陥ります。

 

Internet Explorer の場合、既定の状態では OS 64bit 環境だとしても、コンテンツを表示するプロセス (タブ プロセスもしくはコンテンツ プロセス) 32bit プロセスとして動作します。

 

Windows OS の仕組み上、32bit プロセスでアプリケーションが自由に利用できるメモリー領域の上限は理論値として 2GB です。

しかしながら、実際にはメモリー上で断片化などが発生することにより、メモリー使用量が 1GB 1.5GB を超えたあたりからプログラムからのメモリー確保の処理に失敗する場合が出てきます。

この動作は、端末上に搭載されている物理メモリー量に関係なく、また、タスク マネージャー上で確認のできるメモリーの空き容量とも関係はありません。あくまでも、単一のプロセスで利用することのできるメモリー領域が対象となります。

 

Internet Explorer では、Web コンテンツを表示する際に内部的にメモリー領域を確保する必要がありますが、上記のような状態となっていると、Web コンテンツを正しく表示できない (表示が崩れる)、そもそも真っ白で何も表示されない、クラッシュしてしまう、などの影響が生じます。

 

このような問題が発生した場合には、タスク マネージャーなどで Internet Explorer のプロセス (iexplore.exe) の状態を確認し、メモリー使用量が 1GB 1.5GB 以上使用している状態であれば、メモリー枯渇が原因である可能性が高いと判断ができます。

 

なお、64bit OS 環境下で、拡張保護モードが有効で動作している場合には 64bit でプロセスが動作するため、上述したような 2GB という制限はありません。理論値としては 8TB (テラ バイト) です。

 

即時的な解決方法としては、起動中の Internet Explorer をすべて終了し再起動しなおすこと、になりますが、本格的に調査を進める場合には、後述の点を少しずつ切り分けていく必要があります。

 

3. どうやって切り分けができるか?

このような状況となる原因を特定するために、何を確認すれば良いでしょうか。

私たちサポート チームにお問い合わせをいただいた際には、お客様に対してまずは以下の点の確認を依頼させていただくことが多いです。

 

お問い合わせをご検討される際には、下記の確認結果や作成いただいたサンプル プログラムとともに弊社までご連絡いただけるとスムーズに調査を開始することができます。なお、お問い合わせの際には「プレミア サポート」をご利用いただいたほうが詳細なデバッグ調査を含めた本格的な支援をさせていただくことが可能です。

 

  • メモリーの増え方を確認する
  • ドキュメント モードを変更してみる
  • 環境ごとに差異がないか確認する
  • 最新の更新プログラムを適用する
  • アドオン無効を試す
  • サードパーティー製ソフトウェアをアンインストールする
  • クリーンな環境で試す
  • コンテンツを切り分ける

 

一つずつ見ていきましょう。

 

メモリーの増え方を確認する

タスク マネージャーなどで、右肩上がりにメモリー使用量が増えるのか、ある一定の使用量を上限に横ばいとなるのか確認しましょう。

ある一定の使用量を上限に横ばいとなる場合には、Web コンテンツ上の構成が非常に大量のメモリーを必要とするものの、コンテンツとしても、Internet Explorer の動作としても問題ない動作であると判断ができます。

 

Internet Explorer では、Web コンテンツを表示 / 動作させるためにメモリー領域を確保する動作となるため、一定量増えることは Web コンテンツを表示 / 動作させるうえでの想定動作となります。ページ遷移などに伴い、不要となったメモリー領域については “ガベージ コレクション” という仕組みの下で一定時間後に自動的に解放される動作となります。

 

このような状況の場合には、後述している「コンテンツの切り分け」により、メモリーを大量に消費する部分を特定することでよりスリムに動作するコンテンツに修正できる可能性があります。

 

ドキュメント モードを変更してみる

Internet Explorer には過去のバージョンとの互換性を維持するために「ドキュメント モード」という機能が搭載されています。

この「ドキュメント モード」を変更することで現象に差異が生じるかどうか確認しましょう。

 

ドキュメント モードの変更には下記のいずれかが利用できます。

なお、<meta> による定義を行う場合には、現象に関連するすべての html ファイルに含める必要があるため、検証目的の場合には HTTP 応答ヘッダーに含める方が容易かと思います。

 

<meta> による定義 : 以下の定義を <head> 要素の先頭に追記します
<meta http-equiv=”X-UA-Compatible content=IE=xxx />

 

HTTP 応答ヘッダーによる定義 : 以下のヘッダーを HTTP 応答ヘッダーに含めるようにします
X-UA-Compatible: IE=xxx

 

IE=xxx の “xxx” 部分には 11/10/9/8/7/5 のいずれかを設定します

 

環境ごとに差異がないか確認する

一部の環境だけで発生するのか、すべての環境で発生するのか確認しましょう。

また、異なる OS 上の同一バージョンの Internet Explorer を利用した場合に動作に差異が出ないか確認しましょう。

 

一部の環境でのみ発生する現象の場合、当該の環境にのみインストールされている何らかのアドオンやソフトウェアの影響が推測されます。次項以降のアドオンの無効やサードパーティー製のソフトウェアのアンインストールなどを試してみましょう。

 

最新の更新プログラムを適用する

残念ながら、製品自体の動作が起因してメモリー使用量が増える場合もあります。

毎月公開されている Internet Explorer Microsoft Edge 向けの更新プログラムを提供することで現象に差異が生じるかどうか確認しましょう。

 

なお、Windows 7 / 8.1 の環境では、Internet Explorer 向けの更新プログラムが個別に提供されていますが、Windows 10 においては Internet Explorer / Microsoft Edge ともに OS の更新プログラム (ロールアップ) に含まれています。

 

アドオン無効を試す

Web コンテンツ上で ActiveX コントロールを利用している場合にはその使用をやめてみる、BHO やツール バーなどが導入されている場合にはそれらのアドオンをアンインストールしてみる、ことにより現象が改善するかどうか確認しましょう。

 

アドオン無効により劇的に状況が改善する場合には、アドオンの動作が影響していると判断することができます。

この状況の場合には、アドオン内の処理において問題となる点がないかどうか確認してください。また、サードパーティー製のアドオンである場合には、開発元にお問い合わせしてみてください。

 

なお、下記の方法で一時的なアドオンの無効化を試すことも可能です。

 

方法 1)

Windows キー + R キーで起動する [ファイル名を指定して実行] で、下記を実行することでアドオン無効モードで Internet Explorer を起動することができます。

 

iexplore.exe -extoff

 

このような画面で Internet Explorer が起動します。

方法 2)

Internet Explorer を起動し、[ツール] メニューの [アドオンの管理] 画面で、個別にアドオンを無効にすることができます。

左ペインで [ツール バーと拡張機能] を選択し、"表示" 欄で [すべてのアドオン] を選択します。

その後、右ペインで無効にしたいアドオンを選択し、画面右下に表示されている [無効にする] ボタンをクリックすることでアドオンを無効とすることができます。

無効にした後、Internet Explorer を再起動します。

 

サードパーティー製ソフトウェアをアンインストールする

Windows OS 上に、サードパーティー製のソフトウェアが導入されている場合、製品を一つずつアンインストールしていき、いずれかのソフトウェアの動作が影響していないかどうか確認しましょう。

 

なお、一部のソフトウェアでは、ソフトウェアが動作しないように “無効” とする設定がありますが、当該ソフトウェアが動作していない状態でも Internet Explorer が起動する際に自動的に読み込まれてしまうような DLL もあるため、可能な限りアンインストールを試してください。

 

サードパーティー製のソフトウェアをアンインストールして改善する場合には、当該のソフトウェアの動作が影響していると判断することができます。

この状況の場合には、ソフトウェアの開発元にお問い合わせしてみてください。

 

クリーンな環境で試す

アドオンやサードパーティー製のソフトウェアが多数あり、アンインストールでの切り分けが難しい場合、クリーンな環境を用意して試してみる、という方法もあります。

 

ここでいう「クリーンな環境」とは、Windows OS のインストール ディスクを利用して OS をインストールしただけの状態、もしくはその状態で Windows Update のみを実行した状態、です。

上述しているような、アドオンやサードパーティー製のソフトウェアが一切インストールされていない環境です。

 

クリーンな環境では現象が発生しない場合には、問題の発生する環境に導入しているアドオンやソフトウェアを一つずつインストールしていき、現象の変化ポイントを特定してください。

 

なお、有効期限付きですが、下記のサイトより Hyper-V VMWare などの仮想環境上で利用可能な仮想 PC をダウンロードすることができます。

クリーンな環境のご用意が難しい場合には是非有効活用ください。

 

Download virtual machines
https://developer.microsoft.com/en-us/microsoft-edge/tools/vms/

 

コンテンツを切り分ける

Internet Explorer において、一般的にメモリー使用量が増加する可能性のあるものとして、下記の情報が公開されています。問題の発生する Web コンテンツにおいて、このような仕組みとなっている個所がないか確認してください。

 

Internet Explorer リーク パターンを理解して解決する
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/bb250448(v=vs.85).aspx

 

また、問題の発生する Web コンテンツの編集が可能である場合、現象の再現に必要な部分のみを抽出することができないか確認してください。

具体的には、現象の再現に必要のない下記のような要素を少しずつ削除する作業を繰り返します。

 

a) html ドキュメント内のタグを減らす
b) 画像や動画、音声ファイルを削除する
c) スタイルを外す (外部ファイルとしているスタイルシート、およびコンテンツ内で直接指定しているスタイル)
d) スクリプトを外す (外部ファイルとしている JavaScript VBScript、およびコンテンツ内に直接記載しているスクリプト)

 

特に jQuery などのライブラリを利用している場合、当該ライブラリを読み込むだけでメモリー使用量が増加するため (ライブラリ内の処理が非常に複雑であることに起因します)、ライブラリを利用しない構成でも再現するかどうかご確認ください。

 

問題の発生ポイントが特定できた場合、上記の資料に記載の構成となっていないか改めて確認してください。

 

こちらも併せてご確認ください。

 

今日からできる!再現サンプルを作成しよう!
https://blogs.technet.microsoft.com/jpieblog/2014/07/23/59/

 

第一回の記事は以上となります。

少しでも問題解決のお役に立ちましたら幸いです。

9 月の Internet Explorer / Microsoft Edge の累積的なセキュリティ更新プログラムを公開しました

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日本マイクロソフトの 椿 です。

本日、9 月 の Internet Explorer / Microsoft Edge の累積セキュリティ更新プログラムが公開されました。

 

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■ Internet Explorer 累積更新の詳細情報

====================================

この更新プログラムの詳細については、以下の公開情報をご確認ください。

Cumulative security update for Internet Explorer: August 8, 2017

(日本語版) Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム: 2017 年 9 月 12

====================================

■ 更新プログラムのダウンロード

====================================

各環境向けの Internet Explorer / Microsoft Edge の更新を含むアップデートは、

Microsoft Update カタログよりダウンロードできます。

Internet Explorer の累積的なセキュリティ更新プログラム<KB4036586>

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows 7, Windows Server 2008 R2)<KB4038777>

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows Server 2012)< KB4038799>

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows 8.1, Windows Server 2012 R2)<KB4038792>

Windows 10 (Version 1507)< KB4038781> ※

Windows 10 (Version 1511 – November Update)< KB4038783>

Windows 10 (Version 1607 – Anniversary Update, Windows Server 2016)<KB4038782>

Windows 10 (Version 1703 – Creators Update)<KB4038788>

 

※ 1507 は LTSB 向けです。 Windows 10 Version 1507 に対するセキュリティ更新プログラムは提供終了となっております。

Windows 10 Version 1507 に対するセキュリティ更新プログラムの提供終了

 

 

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■ 主なアップデート

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IE11 のナビゲーションバーがアップデートされ、検索ボックスが表示されるようになりました。

 

本アップデートは次期の大型アップデート向けに Windows 10 環境で導入が進められておりご好評を頂いておりました事を踏まえアップデートされました。

なお、検索ボックスは既存で既定でタブが配置されていたアドレスバーの横に配置され、Windows 7 もしくは Windows 8.1 環境で、

Enterprise エディションをご利用の環境、もしくは、ドメインに参加されている環境以外に対しては以下の設定が有効となり既定で表示される状態となります。

表示/非表示の切り替えは、IE のフレーム部分を右クリックし [別の行にタブを表示] で行う事が可能です。

 

 

 

====================================

■ バージョン情報

====================================

更新プログラムを適用すると、Internet Explorer 11 のバージョンは以下のようになります。

- 各 OS 共通 : 11.0.46

Internet Explorer ならびに Microsoft Edge をより安全にご利用いただくため、

できるだけ早期に今月公開のセキュリティ更新プログラムを適用くださいますようお願いいたします。

 

10 月の Internet Explorer / Microsoft Edge の累積的なセキュリティ更新プログラムを公開しました

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日本マイクロソフトの 薄 です。
本日、10 月 の Internet Explorer / Microsoft Edge の累積セキュリティ更新プログラムが公開されました。

 

====================================

■ Internet Explorer 累積更新の詳細情報

====================================

この更新プログラムの詳細については、以下の公開情報をご確認ください。

Cumulative security update for Internet Explorer: October 10, 2017

(日本語版) Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム: 2017 年 10 月 10日

====================================

■ 更新プログラムのダウンロード

====================================

各環境向けの Internet Explorer / Microsoft Edge の更新を含むアップデートは、

Microsoft Update カタログよりダウンロードできます。

Internet Explorer の累積的なセキュリティ更新プログラム<KB4040685>

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows 7, Windows Server 2008 R2)<KB4041681>

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows Server 2012)< KB4041690>

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows 8.1, Windows Server 2012 R2)<KB4041693>

Windows 10 (Version 1507)< KB4042895> ※

Windows 10 (Version 1511 – November Update)< KB4041689>

Windows 10 (Version 1607 – Anniversary Update, Windows Server 2016)<KB4041691>

Windows 10 (Version 1703 – Creators Update)<KB4041676>

 

※ 1507 は LTSB 向けです。 Windows 10 Version 1507 に対するセキュリティ更新プログラムは提供終了となっております。

Windows 10 Version 1507 に対するセキュリティ更新プログラムの提供終了

 

====================================

■ バージョン情報

====================================

更新プログラムを適用すると、Internet Explorer 11 のバージョンは以下のようになります。

- 各 OS 共通 : 11.0.47

Internet Explorer ならびに Microsoft Edge をより安全にご利用いただくため、

できるだけ早期に今月公開のセキュリティ更新プログラムを適用くださいますようお願いいたします。

MS17-006 (4013073) / MS17-007 (4013071) — 3 月の IE/Edge 用セキュリティ更新プログラムを公開しました

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日本マイクロソフトの長田です。

本日、3 月 14 日(日本時間)に Internet Explorer と Microsoft Edge のセキュリティ更新プログラムを公開しました。
先月より更新プログラムの配布方法に変更がございましたので、累積更新プログラムの詳細とあわせてご紹介いたします。

 

 
====================================
■前提:修正プログラム提供方法の変更
====================================
2017年2月以降、Windows の更新プログラムは以下のような種類で公開されます。

 

  • セキュリティの月例の品質ロールアップ(月例のロールアップ)
  • セキュリティのみの品質更新プログラム (セキュリティのみの更新プログラム (ロールアップ))
  • Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム
  • 月例の品質ロールアップ プレビュー (ロールアップ プレビュー)

 

2016 年10月から 2017年1月までは、IE の累積更新の適用は『月例のロールアップ』の適用が必須でしたが、
2017年2月 より、以前のように個別で適用することができるようになりました。

 

※引き続き『月例ロールアップ』を適用により、IE の累積更新が適用されます
※『セキュリティのみの更新プログラム(ロールアップ)』には IE の累積は含まれませんのでご注意ください

 

要件に合わせますと下記の適用となります。

  • 不具合の修正を含め、すべての更新プログラムを適用したい。(Internet Explorer の修正も含みます)

セキュリティの月例の品質ロールアップ(月例のロールアップ)

  • Internet Explorer を含むセキュリティ更新プログラムのみを適用したい。

セキュリティのみの品質更新プログラム (セキュリティのみの更新プログラム (ロールアップ))

Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム

  • Internet Explorer のセキュリティ更新プログラムのみ適用したい。

Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム

 

詳細は以下にてご紹介しております。

 

シンプル化された Windows 7 および Windows 8.1 のサービス モデル: 最新の改善点について

 

======================================
■Internet Explorer 累積更新の詳細情報
======================================
マイクロソフト セキュリティ情報 MS17-006 - 緊急
Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (4013073)
https://technet.microsoft.com/library/security/MS17-006

 

この更新プログラムの詳細については、以下の公開情報をご確認ください。

 

MS17-006: Security update for Internet Explorer: March 14, 2017
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4012204/ms17-006-security-update-for-internet-explorer-march-14-2017

 

====================================
■Microsoft Edge 累積更新の詳細情報
====================================
マイクロソフト セキュリティ情報 MS17-007 - 緊急
Microsoft Edge 用のセキュリティ更新プログラム (4013071)
https://technet.microsoft.com/library/security/MS17-007

 

この更新プログラムの詳細については、以下の公開情報をご確認ください。

 

MS17-007: Cumulative security update for Microsoft Edge: March 14, 2017
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4013071/ms17-007-cumulative-security-update-for-microsoft-edge-march-14-2017

 

===========================================
■主な変更点
===========================================
maxlength に関する下記不具合を修正いたしました。

Internet Explorer 11 で contenteditable 属性や maxlength 属性を設定した要素で日本語入力ができないことがある
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/2922126

 

IE ならびに Microsoft Edge をより安全にご利用いただくため、
できるだけ早期に今月公開のセキュリティ更新プログラムを適用くださいますようお願いいたします。


10 月の Internet Explorer / Microsoft Edge の累積的なセキュリティ更新プログラムを公開しました

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日本マイクロソフトの 薄 です。
本日、10 月 の Internet Explorer / Microsoft Edge の累積セキュリティ更新プログラムが公開されました。

 

====================================

■ Internet Explorer 累積更新の詳細情報

====================================

この更新プログラムの詳細については、以下の公開情報をご確認ください。

Cumulative security update for Internet Explorer: October 10, 2017

(日本語版) Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム: 2017 年 10 月 10日

====================================

■ 更新プログラムのダウンロード

====================================

各環境向けの Internet Explorer / Microsoft Edge の更新を含むアップデートは、

Microsoft Update カタログよりダウンロードできます。

Internet Explorer の累積的なセキュリティ更新プログラム<KB4040685>

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows 7, Windows Server 2008 R2)<KB4041681>

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows Server 2012)< KB4041690>

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows 8.1, Windows Server 2012 R2)<KB4041693>

Windows 10 (Version 1507)< KB4042895> ※

Windows 10 (Version 1511 – November Update)< KB4041689>

Windows 10 (Version 1607 – Anniversary Update, Windows Server 2016)<KB4041691>

Windows 10 (Version 1703 – Creators Update)<KB4041676>

 

※ 1507 は LTSB 向けです。 Windows 10 Version 1507 に対するセキュリティ更新プログラムは提供終了となっております。

Windows 10 Version 1507 に対するセキュリティ更新プログラムの提供終了

 

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■ バージョン情報

====================================

更新プログラムを適用すると、Internet Explorer 11 のバージョンは以下のようになります。

- 各 OS 共通 : 11.0.47

Internet Explorer ならびに Microsoft Edge をより安全にご利用いただくため、

できるだけ早期に今月公開のセキュリティ更新プログラムを適用くださいますようお願いいたします。

MS17-006 (4013073) / MS17-007 (4013071) — 3 月の IE/Edge 用セキュリティ更新プログラムを公開しました

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日本マイクロソフトの長田です。

本日、3 月 14 日(日本時間)に Internet Explorer と Microsoft Edge のセキュリティ更新プログラムを公開しました。
先月より更新プログラムの配布方法に変更がございましたので、累積更新プログラムの詳細とあわせてご紹介いたします。

 

 
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■前提:修正プログラム提供方法の変更
====================================
2017年2月以降、Windows の更新プログラムは以下のような種類で公開されます。

 

  • セキュリティの月例の品質ロールアップ(月例のロールアップ)
  • セキュリティのみの品質更新プログラム (セキュリティのみの更新プログラム (ロールアップ))
  • Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム
  • 月例の品質ロールアップ プレビュー (ロールアップ プレビュー)

 

2016 年10月から 2017年1月までは、IE の累積更新の適用は『月例のロールアップ』の適用が必須でしたが、
2017年2月 より、以前のように個別で適用することができるようになりました。

 

※引き続き『月例ロールアップ』を適用により、IE の累積更新が適用されます
※『セキュリティのみの更新プログラム(ロールアップ)』には IE の累積は含まれませんのでご注意ください

 

要件に合わせますと下記の適用となります。

  • 不具合の修正を含め、すべての更新プログラムを適用したい。(Internet Explorer の修正も含みます)

セキュリティの月例の品質ロールアップ(月例のロールアップ)

  • Internet Explorer を含むセキュリティ更新プログラムのみを適用したい。

セキュリティのみの品質更新プログラム (セキュリティのみの更新プログラム (ロールアップ))

Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム

  • Internet Explorer のセキュリティ更新プログラムのみ適用したい。

Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム

 

詳細は以下にてご紹介しております。

 

シンプル化された Windows 7 および Windows 8.1 のサービス モデル: 最新の改善点について

 

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■Internet Explorer 累積更新の詳細情報
======================================
マイクロソフト セキュリティ情報 MS17-006 - 緊急
Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (4013073)
https://technet.microsoft.com/library/security/MS17-006

 

この更新プログラムの詳細については、以下の公開情報をご確認ください。

 

MS17-006: Security update for Internet Explorer: March 14, 2017
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4012204/ms17-006-security-update-for-internet-explorer-march-14-2017

 

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■Microsoft Edge 累積更新の詳細情報
====================================
マイクロソフト セキュリティ情報 MS17-007 - 緊急
Microsoft Edge 用のセキュリティ更新プログラム (4013071)
https://technet.microsoft.com/library/security/MS17-007

 

この更新プログラムの詳細については、以下の公開情報をご確認ください。

 

MS17-007: Cumulative security update for Microsoft Edge: March 14, 2017
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4013071/ms17-007-cumulative-security-update-for-microsoft-edge-march-14-2017

 

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■主な変更点
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maxlength に関する下記不具合を修正いたしました。

Internet Explorer 11 で contenteditable 属性や maxlength 属性を設定した要素で日本語入力ができないことがある
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/2922126

 

IE ならびに Microsoft Edge をより安全にご利用いただくため、
できるだけ早期に今月公開のセキュリティ更新プログラムを適用くださいますようお願いいたします。

10 月の Internet Explorer / Microsoft Edge の累積的なセキュリティ更新プログラムを公開しました

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日本マイクロソフトの 薄 です。
本日、10 月 の Internet Explorer / Microsoft Edge の累積セキュリティ更新プログラムが公開されました。

 

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■ Internet Explorer 累積更新の詳細情報

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この更新プログラムの詳細については、以下の公開情報をご確認ください。

Cumulative security update for Internet Explorer: October 10, 2017

(日本語版) Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム: 2017 年 10 月 10日

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■ 更新プログラムのダウンロード

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各環境向けの Internet Explorer / Microsoft Edge の更新を含むアップデートは、

Microsoft Update カタログよりダウンロードできます。

Internet Explorer の累積的なセキュリティ更新プログラム<KB4040685>

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows 7, Windows Server 2008 R2)<KB4041681>

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows Server 2012)< KB4041690>

セキュリティ マンスリー品質ロールアップ (Windows 8.1, Windows Server 2012 R2)<KB4041693>

Windows 10 (Version 1507)< KB4042895> ※

Windows 10 (Version 1511 – November Update)< KB4041689>

Windows 10 (Version 1607 – Anniversary Update, Windows Server 2016)<KB4041691>

Windows 10 (Version 1703 – Creators Update)<KB4041676>

 

※ 1507 は LTSB 向けです。 Windows 10 Version 1507 に対するセキュリティ更新プログラムは提供終了となっております。

Windows 10 Version 1507 に対するセキュリティ更新プログラムの提供終了

 

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■ バージョン情報

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更新プログラムを適用すると、Internet Explorer 11 のバージョンは以下のようになります。

- 各 OS 共通 : 11.0.47

Internet Explorer ならびに Microsoft Edge をより安全にご利用いただくため、

できるだけ早期に今月公開のセキュリティ更新プログラムを適用くださいますようお願いいたします。

IE から .bat ファイルが実行できない動作について

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Windows 10 1703 (Creators Update) および 1709 (fall Creators Update) バージョンの IE には、ダウンロード ファイルの実行に関するセキュリティ チェックの強化を行っております。

セキュリティ チェックの詳細なロジックにつきましては伏せさせていただきますが、この強化の影響により IE から .bat ファイルの実行はできないようになっております。

そのため、当該環境をご利用の場合は、.bat ファイルをダウンロードしローカル環境に保存した後に .bat ファイルを実行ください。

 

 

Windows 10 1703 未満の環境では [実行] をクリックすると .bat ファイルを実行できました。

 

一方、Windows 10 1703 以降の環境では [実行] をクリックしても何も表示されず .bat ファイルが実行されません。

 

<補足>

セキュリティの強化による影響でこのような動作となりますが、運用での回避が難しいなどのお客様からのフィードバックをいただき検討した結果、

Windows 10 1709 (fall Creators Update) バージョンでは、以下の条件を満たすことで IE から .bat ファイルを実行できるよう動作の見直しを行いました。

 

  ・ 以下のレジストリの設定を行う事

     キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Internet Explorer\Low Rights\ElevationPolicy\{aff735eb-cdf9-4894-aa69-3e3131128618}

     名前:Policy

     種類:REG_DWORD

     :3 (既定は 0)

 

  "信頼済みサイト ゾーン" もしくは "ローカル イントラネット ゾーン" でダウンロード ページを表示している事

 

※ 注意 ※

これらの設定をいただく場合には以下のようなセキュリティ観点での注意が必要となり、弊社といたしましては当該設定を行うことは積極的に推奨するものではございません。

出来る限り一度ダウンロードしてから実行する運用での回避をお願いしたいところではございますが、どうしても IE 上から直接実行する必要がある場合に設定いただくことをご検討ください。

 

- ElevationPolicy について -

Windows Vista 以降の OS では、プロセスに実行権限を付与し動作できる範囲を抑止/制御しています。

IE では保護モードが有効な場合、低い権限で動作し OS 全体に変更を行うような操作が悪意を持って行われないように制御しています。

ElevationPolicy はこのような IE から別のプロセスを起動する場合に、より高い権限で動作する際の昇格方法を制御することができるレジストリです。

3 の値に設定した場合、ユーザーに通知することなく起動対象の別プロセスが中間の整合性 (通常の IL) のプロセスとして起動されます。

中間の整合性のプロセスとは通常多くのプロセスが動作するものですが、保護モードが有効な状態で動作した場合の IE の低い整合性 ( IL) で起動した場合と比較し、起動したプロセスで実行できる内容が増えるため、

発行元の不明なファイルを開いてしまったような場合、悪意のあるコマンドが実行される可能性も相対的に増加いたします。

 

- 信頼済みサイトへの追加について -

IE にはセキュリティ ゾーンと呼ばれる機能が存在し、そのセキュリティ ゾーン毎にセキュリティ設定をすることで Web サイトが実行可能な操作を制御することができます。

一般的に、信頼済みサイトはインターネット ゾーンよりセキュリティの設定のレベルが低くなっており、実行可能となる動作が増えます。

ゾーンに追加することそのものが直接的に脅威となるわけではありませんが、任意のサイトを .bat ファイルを直接実行する目的のみで追加する必要があるのか(信頼される提供元のコンテンツであるのか)についてご検討ください。

 

<参考資料>

整合性 (IL) の概要につきましては、以下ブログ記事をご確認ください。

IE10 & IE11 : 拡張保護モードの実態

※ 「保護モードの本質」セクションをご参照ください。

 

ElevationPolicy につきましては、以下弊社技術資料をご確認ください。

保護モードの Internet Explorer の理解と機能

※ 「ブローカー プロセスの昇格」セクションをご参照ください。

 

セキュリティ ゾーンについては、以下ブログ記事をご確認ください。

IE のセキュリティ ゾーンについて

 

Internet Explorer 利用時のハングやクラッシュについて

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こんにちは。Internet Explorer / Microsoft Edge サポートの張替です。Internet Explorer を利用してインターネット サイトにアクセスするとハングしてしまう (応答なしの状態になってしまう) というお問い合せが、少し前に何件か立て続けに弊社サポートに寄せられたことがありましたので、今回は、既知の現象と合致しているかどうかをお手元でもご確認いただくことができるものの一例として、確認ポイントなどを紹介したいと思います。

 

Web ブラウザーは「プラットフォーム」である

先日、本ブログにて「メモリー使用量が増える現象 (メモリリーク)」というお話の中でもお伝えしていますが、Internet Explorer をはじめとする「Web ブラウザー」 Web コンテンツ (html CSSJavaScript、画像、動画など) を表示 / 動作させるための「プラットフォーム」です。ブラウザーというプラットフォーム上で動作する Web コンテンツの構成やその中で行われている処理に依存して生じる現象が多く、また、Internet Explorer の場合には、ActiveX コントロールやブラウザー ヘルパー オブジェクト (BHO)、ツール バーといった「アドオン」の影響を受けて生じる現象もあります。

このような背景から、「ハングしてしまう」「クラッシュ(異常終了)してしまう」といった現象も含めて、Internet Explorer の動作に関するお困りごとをお問い合せをいただいたときに、最初にエンジニアからお話させていただくことが多い「問題を絞り込むためのポイント」としては以下のようなものがあります。

 

  • 環境ごとに同一の操作をした場合に再現頻度や有無に差異がないか確認する
  • 最新の更新プログラムを適用する
  • アドオン無効を試す
  • サードパーティー製ソフトウェアをアンインストールする
  • OS(や最低限必要なアドオンや更新を適用した)クリーンな環境で試す
  • コンテンツを切り分ける

 

これらの切り分けポイントの詳細については「メモリー使用量が増える現象 (メモリリーク)」の記事に記載していますので併せてご覧いただければと思います。

 

ハングやクラッシュという現象について

Internet Explorer 自体の問題で、ハング (応答なし) やクラッシュ (異常終了) が生じることがありますが、弊社製品の既知の修正済みの問題に該当する場合、最新の更新プログラムを Windows Update などから適用することで改善します。

このように、「最新の更新プログラムを適用する」を含む上記のような問題の切り分けは、お困りの現象について正確に把握して調査方針を具体化していくために非常に重要となりますが、このような対応が難しい場合もあろうかと思います。ハングやクラッシュに関しては、現象発生時のプロセス ダンプを取得してそれを弊社サイトから入手できるツールを利用し確認することで、みなさまのお手元でもある程度の状況を把握いただける現象の場合もあります。その一例として「あるインターネット サイトを表示しようとしたときに応答なしになってしまい操作ができなくなることがたびたび起こる」という事象を取り上げてみようと思います。

なお、私たちサポート エンジニアから、初動として、ダンプをご提供くださいとお願いすることも多々ありますが、以下で紹介する調査手法は、より深い解析に進む前にざっくりとした状況を捉える作業としても実施している内容になりますので、ご参考になればと思います。

 

プロセス ダンプを採取してみましょう

それでは、実際の流れに沿って操作してみます。

 

  1. サイトを開こうとしたら、Internet Explorer が応答なしになってしまった…

 

 

  1. ダンプを取るため、タスク マネージャーを起動しましょう。

 

 

  1. 存在するすべての iexplore.exe についてダンプをひとつずつ採取しましょう。(対象プロセスを右クリックして [ダンプ ファイルの作成] を選択)

 

 

  1. ダンプの保存先が表示されるのでメモしておきます。

 

 

この例では 2 つの iexplore.exe が存在したので、同じ操作を 2 回実施してふたつのダンプを取得しました。

 

Debug Diagnostic Tool (DebugDiag) をインストールしましょう

ダンプ ファイルの解析をおこなうためのツール「Debug Diagnostic Tool」を以下からダウンロードし、インストールします。

(インストールする PC は問題が発生していない PC も含め任意のところで構いません。)

 

Debug Diagnostic Tool v2 Update 2
https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=49924

 

インストーラーを実行し画面を操作してツールをインストールします。基本的には Next をクリックしていけば OK です。インストールが完了するとスタート メニューに登録されます。

 

 

DebugDiag でダンプを解析しましょう

  1. スタート メニューから "DebugDiag 2 Analysis" を起動します。

 

  1. 起動したら [CrashHangAnalysis] のチェックをオンにし、[Add Data Files] ボタンをクリックして解析対象のダンプ ファイルを選択します。今回はふたつのファイルを取得したので両方を解析対象に指定します。

 

 

  1. [Start Analysis] ボタンをクリックししばらく待ちます。

 

 

  1. 解析が完了すると、.mht ファイルを表示するためにブラウザーが起動します。

 

 

解析結果をみてみましょう

今回の例では、上記のレポート内容のとおり、デッドロックが検出されました。デッドロックとは、複数のプロセス (またはスレッド) が互いに相手の占有している資源 (リソース) の解放を待ってしまって、それ以上処理が進まなくなってしまう状態を指します。

具体的には、次の 2 つの待ち状態が発生してしまっていることがわかりました。

 

  1. A) スレッド41 bcrypt!g_csLoaderLock というリソースを使用中で、処理を進めるためにスレッド No.31 が使用中の ntdll!LdrpLoaderLock というリソースが解放されるのを待っている。
  2. B) スレッド31 ntdll!LdrpLoaderLock というリソースを使用中で、処理を進めるためにスレッド No.41 が使用中の bcrypt!g_csLoaderLock というリソースが解放されるのを待っている。

 

次のステップは、DebugDiag の解析レポートで出てきたキーワード「bcrypt!g_csLoaderLock」や「ntdll!LdrpLoaderLock」を検索サイトで調べて、既知の問題などがなかったかを確認することになります。

もちろん、この例のようにはっきりとエラーとして検出されない場合もありますし、ツールによる自動解析のポイントが直接的な問題のポイントではない場合もあります。また、インターネット上の情報から該当する問題の解決策が導き出せるか否かはその事象に依存しますが、調査を行うべき対象の製品についてのヒントをえられる可能性はあります。弊社製品に関連する事象に見受けられる場合には、ここまでご確認いただいた内容をもって弊社サポートにお問い合せをいただくことで、状況やご契約などに応じた範囲で専門のエンジニアが問題解決の支援をさせていただくこともできます。

 

ここでネタばらしになりますが、実は、今回の例として扱った事象は、弊社サポート技術文書番号 KB3092627 で説明する、修正済みの不具合に該当しているものでした。

 

セキュリティ更新プログラム 3076895 のインストール後に Windows または アプリケーションがフリーズする問題を解決するための 2015 9 月付けの更新
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/3092627/september-2015-update-to-fix-windows-or-application-freezes-after-you

 

bcrypt!g_csLoaderLock」や「ntdll!LdrpLoaderLock」を検索サイトで調べると、上記の公開情報にたどり着けるかと思います。

この段階で、公開情報に沿って、問題を修正するための更新プログラムをダウンロードしてインストールすることで現象が改善されることをご確認いただけるものですが、ここではもう少しだけ踏み込んで、DebugDiag のレポートに出力されたコール スタックの内容も確認してみたいと思います。

 

以下は、先ほどのレポートにおけるスレッド No.31 の部分を抜粋したものです。

 

 

公開情報 (KB3092627) にはここまで詳細な内容はお伝えしていないのですが、もし、お手元で取得したダンプを解析した結果、上記の内容と同じレポートが得られたら、ほぼ間違いなく KB3092627 で説明する現象であり、更新プログラムをダウンロードして適用いただくことが解決策になります。

本例に沿った事象ではない場合もあろうかと思いますが、ご参考になればと思います。

 

 

今回のお話はここまでとなりますが、いかがでしたでしょうか。私たちサポート エンジニアが日々お客様のお困りごとの解決支援を進めていく過程のほんの一部の内容とはなりますが、いろいろな場面で使える調査手法ですので、ぜひお手元でもお試しいただければと思います。

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